エレキギターを始めようとするとき、
必ずといっていいほど
名前が出てくるのがヤマハの
「PACIFICA(パシフィカ)112V」です。
結論から言うと、YAMAHA PAC112Vは
「まだ弾きたいジャンルが決まっておらず、1本で何でもこなしたい人」
には、かなり自信を持っておすすめできる一本です。
ただし、特定のアーティストの
「あの音」を完璧に再現したい人や、
個性的なルックスを重視する人には、
少し優等生すぎると感じるかもしれません。
この記事では、パシフィカが
なぜ「エレキの定番」と呼ばれているのか、
そして豊富なカラーバリエーションの選び方を解説していきます。
YAMAHA PAC112Vは「ジャンルを問わず練習したい」初心者向け
エレキギターは、
ロック・ポップス・ジャズ・メタルなど、
ジャンルによって
向き不向きのあるモデルが多く存在します。
でもヤマハ PAC112Vは、
そのすべての入り口を一台でカバーできるように設計されたギターです。
- どんな音楽を好きになるか、まだ探っている最中の人
- クリーントーンも歪みも、両方楽しみたい人
- 精度の高い楽器でストレスなく練習を始めたい人
- ヴィンテージギター特有の「不完全な味」を求めている人
- 重厚な低音の粘りを最優先したい人
パシフィカは、弾き手の色に染まりやすい
「真っ白なキャンバス」のようなギターです。
「練習を続けやすい」という声が多いのも、
このクセのなさが理由のひとつ。
方向性が決まっていない段階では、
むしろそれが強みになります。
otoエレキギターの弦って針金みたいだよね。指痛くならない?



最初は少し痛く感じるにゃ。でも軽く押さえるコツをつかめば、思ったよりラクに弾けるようになるにゃ!無理せず少しずつ慣れていけば大丈夫だにゃ。
YAMAHA PAC112Vの価格と中古相場|2万円台から狙える高コスパ機
PAC112Vの購入予算と、
中古を選ぶ際の注意点を整理しました。
実勢価格の目安
現在の市場では、
ヤマハ PAC112Vの新品価格は、
税込34,000円〜38,000円前後です。
この価格帯でアルダー材のボディや
高精度なパーツを採用しているのは、
他社なら5万円以上のクラスに匹敵するスペック。
「3〜4万円台でこの完成度は他にない」
という声も多く、コスパの高さは本物です。
中古という選択肢について
中古市場では2万円前後で取引されることもあります。
ただし、初心者にとっては注意が必要な点もあります。
特にフレット(指板の金属部分)の摩耗や、
ボリュームのノイズは、
慣れていないと判断が難しいポイント。
「調整済みの新品から始めた方が上達が早かった」
という声もあります。
迷った場合は新品を選べば問題ありません。
最初の一本は、
弾き始めた瞬間から快適に使える状態が理想です。
YAMAHA PAC112Vのモデル概要|豊富なカラーとパシフィカの伝統
パシフィカは、1990年代に
ヤマハUSA(カリフォルニア)で開発されたシリーズです。
現代的な演奏性を追求しながら、
長年にわたって初心者から上級者まで幅広く支持されてきました。
カラー展開と3文字のコード
PAC112Vはカラーバリエーションが
豊富なことでも知られています。
商品名についているアルファベットは、
それぞれ以下の色を指しています。
- SOB(ソニックブルー): 爽やかで淡い水色。非常に人気が高い色です。
- UTB(ユナイテッドブルー): 深みのある落ち着いた青色。
- YNS(イエローナチュラルサテン): 木の質感を生かした、艶消しの黄色。
- VW(ヴィンテージホワイト): 少し黄色味を帯びた、温かみのある白。
- OVS(オールドバイオリンサンバースト): 伝統的なグラデーション。
- BL(ブラック): どんな服装にも合う、定番の黒。
ギターはスペックも大事ですが、
「この色が好き」と思えることも、
長く続けるための立派な理由です。
迷った場合は、直感的に
「これがいい」と思える色を選べば問題ありません。
見た目が気に入るほど、
手に取る回数も自然と増えていきます。



かわいい色がいっぱいだね!カラーバリエーションがこんなにあるギターって他にあるの?



ここまで色が選べるモデルは意外と少ないにゃ!見た目が気に入ると手に取る回数も増えるから、初心者こそ好きな色で選ぶのがおすすめだにゃ。
YAMAHA PAC112Vのスペックと特徴|初心者にとっての「意味」を解説


PAC112Vの性能を、初心者にとっての「体感」に置き換えて解説します。
| 項目 | スペック | 初心者にとっての意味 |
| ボディ材 | アルダー | 高音から低音までバランス良く鳴る、王道の木材 |
| ピックアップ | HSS配列 | 1本でクリーントーンから激しい歪みまで対応 |
| 指板 | ローズウッド | 落ち着いた音色で、指先の汚れが目立ちにくい |
| コイルタップスイッチ | スイッチ搭載 | スイッチ一つで、音の太さを切り替えられる |
HSS配列:1本で何役もこなす


「HSS」とは、マイク(ピックアップ)の並び順のことです。
前側には繊細な音の「シングルコイル」、
後ろ側には力強い音の「ハムバッカー」を搭載しています。
HSS配列は、
1音ずつバラバラに弾くアルペジオ(指弾きなどの繊細な奏法)から、
ジャカジャカと激しくかき鳴らすロックまで、一本で対応できます。
ジャンルをまだ決めていない人には特に向いています。



HSS?上から順番にS・S・Hじゃないの?



実はギターは、下側から読むことが多いんだにゃ!
だから、一番下が“ソーセージ2本みたいなパーツ”だと「H・S・S」って呼ばれることが多いにゃ!
YAMAHA PAC112Vのメリット・デメリット|知っておくべき現実
メリット:高い演奏性と信頼性
パシフィカのネックは、
手の小さな日本人でも握りやすいよう、
わずかに細身に設計されています。
手が小さい人には特に向いています。
長時間の練習でも疲れにくいのは、
地味ですが大切なポイントです。
弦を支えるパーツの精度も高く、
激しい演奏をしてもチューニングが崩れにくい。
ギター教室の先生が生徒に薦めることも多く、
現場での評価が高いのも安心材料のひとつです。
デメリット:個性のなさをどう捉えるか
「パシフィカ 音が悪い」
という検索ワードを見かけることがありますが、
これはあまりに音が整いすぎている(クセがない)ためといえます。
「高域が毛羽立って聞こえる」
「音のコシが足りない」
という声も一部ありますが、
多くは「価格を考えれば許容範囲」というフォローつきです。
また、個体差によるフレットのビビりや、
ボリュームノブのノイズが気になったという報告も稀にあります。
気になる場合は購入前に試奏するか、
販売店に相談してみてください。
初心者がよくやってしまう失敗のひとつが、
「安すぎるギターを買って、すぐ買い替えること」です。
音程の狂いや弾きにくさがストレスになり、
練習が続かなくなるケースがあります。
PAC112Vはその価格帯で品質のバランスが取れており、
そのリスクを回避しやすいモデルです。
「優等生すぎる」と感じるかどうかは、
最終的には好みの問題。
ただ、最初の一本として考えれば、
扱いやすさはむしろ武器になります。
YAMAHA PAC112V 初心者セットの内容と必要性の判断
エレキギターは、本体だけでは音が出ません。
- アンプ(Yamaha GA15II)
ヤマハ純正のGA15IIなどは練習用に優秀 - シールド(Fender Professional Series)
ギターとアンプをつなぐコード - クリップ式チューナー(KORG)
正確な音合わせに必須 - ストラップ(Fender Leather Strap)
立って弾くために必要
これらがあれば、
届いたその日から練習を始めることができます。
まとめて揃えたい場合は、
必要なものがセットになった
「初心者セット」も選択肢のひとつです。
迷った場合は、
必要なものが一通りそろうセットを選べば問題ありません。
個別に揃えるより手間が少なく、
すぐに練習を始められます。
YAMAHA PAC112Vと112VM・012の違いを比較|どちらを選ぶべきか
PAC112V vs 112VM
「M」は指板がメイプル材であることを示しています。
112VMの方が少し明るく、
パキッとした音がします。
スペック的な優劣はないので、
見た目の好みで選んで問題ありません。
PAC112V vs PAC012
PAC012はさらに安価な入門機ですが、
木材やピックアップの品質が一段階下がります。
「安いギターを買って後で買い替えるより、最初から上位モデルの方が結果的に得」
というアドバイスも多くの現場から聞かれます。
予算が許すなら、
長く使える112Vを選ぶのが、
多くの初心者にとって、
迷った場合に選んで問題ないモデルです。
YAMAHA PAC112V 選びフローチャート
最終まとめ(迷ったらここ)
迷った場合は「PAC112V」を選べば問題ありません。
初心者にとって扱いやすく、ジャンルを選ばない万能型です。
PAC112Vの立ち位置
PAC112Vは、
- 初心者向けの定番モデル
- 扱いやすさと音のバランス重視
- 最初の1本として失敗しにくい設計
「最初の安心枠ギター」
YAMAHA PAC112Vの評判・特徴まとめ|最初の一歩に最適な万能機
YAMAHA PAC112Vは、
初心者が抱く「何を選べばいいかわからない」という不安を、
その完成度で正面から受け止めてくれるギターです。
「買って良かった」「長く付き合える」
という声が圧倒的に多く、
後悔談はほとんど見当たりません。
不満があるとすれば
「もっと上のモデルが欲しくなった」
程度で、それはむしろ上達している証です。
まずは好きな色を選んで、
最初の一音を鳴らしてみてください。
上位モデルとしてヤマハ PAC611VFMも存在します。









